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コレラが街にやってくる―本当はコワーイ地球温暖化
コレラが街にやってくる―本当はコワーイ地球温暖化
コレラが街にやってくる―本当はコワーイ地球温暖化
藤田 紘一郎
定価: ¥ 1,365
販売価格:
人気ランキング: 459644位
おすすめ度:
発売日: 2002-06
発売元: 朝日新聞社
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ゾッとしました
地球温暖化が地球の生態を狂わせ、その結果大規模な絶滅へと向かうと予想している本書は、始まりこそSFチックだが読めば読むほど現実実を帯びてきてぞっとする。
クールビズやウォームビズなんて悠長なことをやってると手遅れになるのではないかと思ってしまう。
チームマイナス6%とか遠回りなことを言うより、本書の内容のような実害をもっと宣伝する方がよっぽど効果があるでしょう。
身の回りに恐怖が潜む
毎度ながら、研究者らしい藤田紘一郎さんのお話しは、一つひとつ頷かずにいられない。
冒頭の、藤田小説。この部分だけで、短編小説になりうる。
まさに、うちは江戸前の寿司だ、とは寿司屋が言えなくなる(東京湾の魚介類を寿司ねたにつかえなくなる)時代がいつか来るだろう。
さて、空中や陸上生物のみならず、海底に生息する人間が未知の生物が、地球温暖化により、人間の生活範囲にその姿を現す可能性がある、と著者は言う。これはちょうど、アフリカで、経済活動のために未開の地に踏み込んだ人間が、未知の病原菌を人間社会に引っぱり出したのと同じだ。
今夏、米国では、蚊を媒介とする脳炎が去年以上に広まっていて、日本の外務省だろうか、米国へ旅行をしようとする日本人に蚊への警戒を促している。
本書にある、成田空港近くに住む、海外渡航の経験のない人が、日本ではこれまで発生のなかった病気を発症した。もしも米国への旅行者が、あるいは米国からの飛行機が、媒介蚊を日本へ連れてきたら、もはや成田空港近辺だけの用心ではすまなくなる。
南太平洋のツバル国の人たちが、温暖化によるであろう海面上昇に遇い、ニュージーランドへの移住を始める。その報道記事をつい、最近読んだ。とうとう、ここまで来たか。
全住民が無事、移住できることを祈る。
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