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カーボンリスク―CO2・地球温暖化で世界のビジネス・ルールが変わる
カーボンリスク―CO2・地球温暖化で世界のビジネス・ルールが変わる
カーボンリスク―CO2・地球温暖化で世界のビジネス・ルールが変わる
末吉 竹二郎
定価: ¥ 1,785
販売価格: ¥ 1,785
人気ランキング: 10070位
おすすめ度:
発売日: 2006-07
発売元: 北星堂書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
環境を考えること無しにビジネスは成り立たなくない
末吉氏のお名前とタイトルを見たとき,炭酸ガス排出権に関わる本かと思ったが,一般的なビジネスに対して環境が及ぼす影響についての解説書であった.
ゴアの「不都合な真実」にある意味似ている部分も多いが,環境を考えること無しにビジネスは成り立たなくなったというのが論旨.特に,ハリケーンカトリーナ以降,米国内での地球温暖化に対する方針変更は確実に目に見える形になりつつある.京都議定書での米国の役割,ブッシュ政権になってからの離脱の件など,非常に興味深い.
動きはじめたアメリカ経済の温暖化対策
アメリカは温暖化問題に関してブッシュ政権の消極的な姿勢ばかり目につきます。この本を読んでアメリカの議会、各州、市、市民活動、金融界、産業界が積極的にカーボンリスクの問題に取り組み始めている様子を知って驚きました。
EUはいままで温暖化問題にもっとも真剣であり、新しいビジネス・チャンスともとらえています。
The Stern review によれば、世界で温暖化に対してもっとも積極的なのは、EU, カリフォルニア、中国です。
中国は EUと協定を結んで、CCS (Carbon Capture and Storage)のdemonstration 炉を2014年までに実現する計画です。環境先進国のはずの日本は、気がついてみたら頼りにしていたアメリカにも取り残されて、カーボン後進国になり、ビジネスチャンスも失するのではないでしょうか。是非、この本をよんで世界の現状を知ってほしいと思います。
気候変動に関しては、現時点お勧めNo.1
読む前は、もっとビジネス寄りの本かと思っていましたが、
最新のデータをふんだんに盛り込んでいるので、現時点、書籍というかたちを取ったもののなかでは、気候変動に関する最良(一般向けの手頃な)の書と思われます。
今年(06年)7月に出たばかりの新しい本なので、今1冊だけ気候変動の本を読むとしたら?と聞かれたら、コレ、と答えます。
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